韓国内にもマトモな人はいた?日韓スワップ打ち切りに懸念

「延長しないことになった」との報道があった24日、自身のブログに「日韓通貨スワップ終了と中国」と題した
エントリーを記した。
Beyさんは、日本よりも中国を重視する自国政府の方針に懸念を示す、
韓国では数少ない“親中路線”反対論者。
「政治的な理由により、経済をこうやって自分の手で少しずつ潰していくことは果たして正しい道なのだろうか。
日韓通貨スワップを終了させて得られることなど、せいぜい反日という低質な国民感情を得る程度だろう」と
日韓通貨スワップを延長しなかった自国政府の決定をバッサリと斬り捨てた。
韓国の日韓スワップを反対する人たちは「中韓スワップがあるから問題ない」と主張しているというが、
Beyさんはこれにも異論を唱える。
「中国への依存度を高めてどうするというのか? 親中派の笑い声が聞こえるようだ。CMI(チェンマイ・イニシアチブ)が
残っているが、これも親中化が進めば続くかどうか分からない」と不安そうに述べた。
Beyさんによると、李明博元大統領は任期後半から中国との関係を優先させる路線を取り始めたが、
朴槿恵大統領は就任直後から中国重視の姿勢を鮮明にしている。
そんな朴政権の方針に「そんなに中国が偉大な存在なのか?」と不快感を示し、「日本の親中派も過激だというが、
韓国はすでに親中派で占領された状態だ。このままなら朝鮮時代の親中路線が完全に復活することになるだろう」と
韓国が中国の影響圏に埋没するのも時間の問題だと予想した。
また、「中国が言う平和統一は、韓国に武力挑発をするなという意味だ。中国が言う朝鮮半島の非核化は、
韓国内にある米国武力の撤収を意味している」と中国側の主張にはすべて裏のメッセージがあると指摘。
一度中国の勢力に飲み込まれればそこから抜け出すことは容易ではないとし、朴政権の親中路線を懸念した。
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韓国銀行(中央銀行)は6月24日、通貨危機など緊急時に外貨を融通し合う日韓通貨スワップ協定について、
7月3日に期限を迎える30億ドル分を延長しないことで合意したと発表した。これにより、日韓の通貨スワップは、
総枠130億ドルから100億ドルに縮小する。
韓国側が延長しないと決めた理由として、融通額の規模が小さいことや、ドルではなく円とウォンの交換で
あることを挙げている。しかし、韓国のメディアは「外交関係の悪化」が背景にあるとの見方をしていて、
通貨スワップを政治利用しようとする日本の策略に韓国が乗らなかったと伝えている。また、中国との560億ドルの
通貨スワップがあるため、韓国市場にはなんら問題ないだろうとしている。
Beyさんの主張を受け、あるユーザーはコメント欄に、「日韓間には葛藤があるのだから、日本に経済的な
助けはいらないんだという態度を見せる必要はあったと思う」と朴政権の判断に賛成し、「もし韓国が要請すれば
日本はいつでも協定を結ぶだろう」との意見を記した。恐らく、韓国人の大半がこのユーザーのような意見を持っている。
だがBeyさんは、「中国偏重が過ぎれば全体のバランスが崩れる。そうなれば日本が経済協力をする可能性は低い」と
反論し、親中路線に反対する意見を貫いた。
ソース:サーチナ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0628&f=national_0628_012.shtml